前回と似たような記事で恐縮です。笑
とはいえ、このようなネガティブニュース/状況は自分が試されている気がします。いい機会です。
今回は、皆さん大注目(?)のSPYDから『投資方針との向き合い方』について私の思考の変遷を元に書いていきたいと思います。
偉そうに言いましたが、私も様々な人の様々な言葉に翻弄されて運用してきた過去があり、今に行き着きました。(この記事とかミラートレードで稼いだ!とか言ってますしね。笑)
そして分かったのはこれ↓↓
『いろいろな意見は参考にしつつも、最後は“自分の投資方針を軸に据えて”考える』
当たり前ですけど、今回のような下落局面、急降下している中でhはその当たり前を吹き飛ばす程の悲壮感が漂い自分の軸がブレてきます。だからこそ自分を強く持ち、外部の情報のみでの判断ではなく、持っている自分の軸で判断を徹底する必要があります。
※頑固に方針を守る、とは違うのが難しいところです。
そもそもSPYDを知ったきっかけ
私がSPYDを知ったのは昨年夏頃、三菱サラリーマンさんのブログを読みその存在を知りました。

その後、Twitter界隈のいろいろな方も『高配当ETFの筆頭』と言う事で話題にされてました。(個人的な感覚です)
コロナ相場におけるSYPD
そして起こったコロナショック。ここから先はご存知の方も多いと思いますが、、、
簡潔に言うと下落のポイントはこの辺り。
・下落幅がVOOなどインデックスより大きい
・他の高配当ETF(VYM/HDV)と比べても大きい
・銘柄分散の弱さ(80銘柄)、ジャンク債からの資金流出が要因
上の3点は詳細はいつも大変お世話になっているもみあげさんのブログに詳細書いてます。
ちなみに過去1年のチャートはこちら

オレンジがSPYDですが、VOO(青)/HDV(赤)/VYM(緑)より下落が顕著かつなかなか戻していないです。
今回の下落で思う事
チャート/下落理由を見ると、『SPYDはだめだ!』と考える人もいるかと思いますし、Twitterを見ているとネガティブな意見も散見されました(個人の感覚です。)
でも、ETFなんですから銘柄入替(年2回、SPYDは1月と7月)があるので少し長い目で見たらリバランスされますよね。しかも、今回は緊急で銘柄入替を実施。コロナの治療薬を研究しているギリアドが入りましたし。また銘柄も80銘柄と多くはありませんが、分散されています。
個別銘柄ならまだしも、このような分散されたETFなので狼狽える必要はないと思うんですよね。(セクターETFなら事情は違うかも)
※ちなみに、SPYDのセクターごとの比率はこちら

また私は、RDSB減配の記事でも書いたように、高配当賛成です。『目に見えるニンジン』があった方が運用にやる気が出るからです。
(リターン云々ではなく。ここは賛否あると思います。)
現在、個別銘柄で高配当株(石油/タバコ/通信)持っていますが、最終的にはほぼ売却する予定なので、SPYDにはその後の配当株筆頭となってほしいと思ってます。
そして、私のSPYDへのスタンスは『下落リスクはある程度受け入れて、それでも配当が欲しい(あとは株価復帰に期待)』です
これを書くと『なんでそこまで下落リスク負うの?』と思うかもしれませんが、私はポートフォリオ改造の記事でも書いたように、ETFはQQQ/VIGも購入しております。
QQQ/VIG2銘柄を先ほどのチャートに組み入れたのが下のものです。

QQQはVOOをアウトパフォーム。VIGは他の高配当ETFより安定している(その分、配当低いけど)。この2銘柄を取り入れているので、SPYDはサテライト枠として購入しています。なので、下落していてまだ低迷している今はチャンスです。
(とはいえ、スポット購入はせずに毎月積立なんですけどね)
このように、自分の方針が明確になっていれば、目先の情報に惑わされることもなく、冷静に情報収集ができます。SPYDは皆さん注目している銘柄でもあるので色々な情報にアクセスしやすく助かりました。
(2020/5/6追記)
なんと、銘柄削減が行われたようです。
私がこの記事執筆した時は変わってなかったんですが、、、
という事で、変更された構成比率はこちら

5/4現在って書いてますが、私この記事書いたの5/5です。うーん、タイミング悪かったかもです。比較しやすいよう表にしました。
変更前 | 変更後 | 増減 | |
不動産 | 18.79% | 18.56% | -0.23% |
金融 | 13.83% | 13.78% | -0.05% |
エネルギー | 11.77% | 12.31% | 0.54% |
生活必需品 | 11.66% | 11.61% | -0.05% |
公益事業 | 10.81% | 10.86% | 0.05% |
ヘルスケア | 8.21% | 8.18% | -0.03% |
素材 | 7.46% | 7.35% | -0.11% |
一般消費財・ サービス | 6.33% | 6.35% | 0.02% |
コミュニケーション・ サービス | 6.26% | 6.16% | -0.10% |
情報技術 | 4.87% | 4.84% | -0.03% |
先日も急きょの銘柄変更を行いましたが、ステートストリートはかなりこのSPYDには力入れて対応している事がうかがえます。
まとめ
色々と書いてしまったのでまとめます。結局のところ、私はSPYDの下落は全くネガティブとはとらえてませんし、売却もありません。理由は
・ETFなので銘柄入替もあり、長期的に見て低迷しつづける事はないだろうという想定。(もちろん、高配当ゆえのリスク/デメリットは理解しているつもり)
・自分の投資方針では、SPYDはサテライト枠。多少リスクとっても保有する。
・配当金は嬉しい。
『いろいろな意見は参考にしつつも、最後は”自分の投資方針を軸に据えて”考える』
Twitter見ていると情報に翻弄されて、その情報を元に考えてしまいがちになります。(受動的に情報をゲットできてしまうから)
そんな時は、一度立ち止まって『自分はなぜこの銘柄を保有しているのか』を考えてみた方がよいかと思います。
もちろん、それで自身の方針を変える事になるなら、それもよし。
と考え始めたのがここ数か月。人は成長するものです。
数か月前なら『SPYDやばい。。。俺はどうすればいいんだ』となった挙句なにもできないで放置、あるいは積立停止だったかなと思いますわ。。。。
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