RDSB(ロイヤルダッチシェル)減配。。。
高配当銘柄で知られる石油メジャーの衝撃的(?)ニュースが飛び込んできました。

報道の要点だけ書きだすとこのようなものです。
・2020年第1四半期の配当を2019年末の0.47ドル/株→0.16ドル/株に引き下げ(66%の引き下げ)
・第二次世界大戦以来初めての減配
・利益は前年同期比で46%減
今回は、このような高配当銘柄を所有する事の是非について考えたいと思います。
高配当銘柄を保有する事に対する私のスタンス
配当金、魅力的ですよね。定期的にお金を運んでくれるありがたい存在。私は配当戦略賛成派です。
理由としては、『運用する上でのモチベーションになるから』です。目に見えてお金が入ってくる配当金は嬉しものですし、これからも運用をしていこうという気持ちにさせてくれます。
もちろん、高配当はいいことばかりではありません。
高配当銘柄に否定意見の代表としては『配当の都度税金かかる分、投資効率は良くない』というものです。これはまさに正しいと思います。
配当金には税金がかかり、およそ20%が取れられしまいます。それに比べ『分配金が自動的に再投資ができる投資信託』や『無配で自社設備投資を行う企業の銘柄(Amazonなど)』の方が税金がかからず無駄が少なくなります。
※正確には、投資信託は利確時にそれまで先延ばしにしていた税金がかかるので、『絵税金支払いの先延ばし』という表現が適切かもしれません。
取り得る方針は人それぞれなので、何が正解もありませんが、私は『配当金を得て、それを再投資していく方針』については賛成です。
※実際、現在のポートフォリオでは高配当ETFであるSPYDを積立しております。
高配当銘柄を保有する事のリスク
高配当には何かしらの理由があります。
理由の1つとしては、『成熟産業であり、利益を企業自身への追加投資をする必要性が高くない(追加投資するだけの利益が見込めない)』があります。この石油メジャーの銘柄の他に、通信(Verizon/AT&T)/タバコ(Altria/Philip Morris)など挙げられます。
特にエネルギー産業は原料である原油価格がダイレクトに作用するのに、その価格は企業でコントロールできず政治的な側面が多いです。
そう考えると非常に不安定な環境の上で企業活動している石油メジャーですが、長期的に見ればそこまで悲観はするべきではないと考えます。
・減産合意がなされたので即座にではないが、原油価格は落ちつく
・脱炭素社会への機運は高まっているが、まだまだ油の需要がある
・新規参入のできない超装置産業
という理由から企業としては存続すると思います。
ただ、石油メジャー銘柄に関わらず、高配当銘柄には何かしらの理由があるので配当のリターンとリスクをしっかりと理解した上で保有したいですね。
私は配当に釣られて保有していた単純な人間でいしたが。。。
RDSBホルダーである私の今後の方針
多少の損出しはするかもしれませんが、基本はコロナ前水準に戻るまでは保有予定、最終的には売却します。
年単位での時間はかかるかもですが、少額でも配当金をいただきつつ、ガチホします。
2018年12月に米国株投資を始め、ブルマーケットに浮かされて浅薄な知識で色々と銘柄を物色した私ですが、中途半端な知識で始めると痛い目にあいますね。
やはり、ETF/投信を愚直に積み立てていく方が私には向いていそうです。
3月末からの運用方針については米国株式編、投資信託編、心得編に書いておりますので是非ご覧ください。
『最小の労力/リターンでそれなりのリターン』を目指してこれからもこつこつ積上げていきます。
コメント
[…] RDSB(ロイヤルダッチシェル)減配から考える、高配当銘柄を持つという事… […]
[…] 更新を忘れてました。笑月初という事もありましたが、RDSBの減配やポートフォリオ損益集計、ブログ運営、仮想通貨レンディングを連日投稿してたらこの記事の存在がおぼろに。。。 […]
[…] 前回と似たような記事で恐縮です。笑とはいえ、このようなネガティブニュース/状況は自分が試されている気がします。いい機会です。 […]
[…] スワップポイントが振るわない中、配当金入ってくるのは嬉しいですね!※ただ、中には大幅減配みたいな話があるますが、、、 […]
[…] RDSB(ロイヤルダッチシェル)減配から考える、高配当銘柄を持つという事… […]