昨年12月に、生命保険を解約しました。
既に加入から5年弱経過していたものも有り、結果的に『捨ててしまったお金』が出てしまいましたが、後悔はありません。
『今まで保険料払っていた金額を資産運用に回せば、捨てた金額を十分に取り戻せる』
事が分かったからです。
その事について(引用RTで)つぶやいたところ、大きな反響がございました。
※もちろん元ツイートも反響ありました。
今回は私が解約に踏み切った理由や、どのように考えたのかについて書きたいと思います。
生命保険の種類、私の加入保険の情報についても記載していきますので、『生命保険って結局よく分からない。。。』という方にもぴったりかと思います。
あくまで私(我が家)のケースであり、皆様に当てはまるかは別でございますのでご承知を!
保険の加入/解約経緯
25歳:某生命保険の終身保険/定期保険に加入
28歳:(結婚)
ドル建終身保険に追加で加入。妻も私と同様の保険に加入
32歳:一部を残し保険を解約
生命保険の概要

上の図で書いたように、生命保険が必要なケースは『4種類』、それに対して生命保険は『3種類』です。
生命保険は色々あるように思えますが、大本はこの3種類で、あとは亜種という考え方でOKです。
簡単に説明すると
私が入っていた保険
私が入っていた保険は以下のように3種類でした。年齢と保障額をグラフにいたしました。

また月の掛け金は全体で約36,000円でした。
私が保険に入った時の思考
当時25歳・独身で入った際、生命保険の営業マンの方はこのような説明をされました。
・お金持ちには保険は必要ない
・ただ、お金持ちなんてごく一部。
・普通の人は結婚/出産を経てほとんどの人は保険が必要
・早くから加入した方が掛け金は少なくなる
・満期になれば、掛け金より少し多くしてお返しできる保険もある。
それを聞いた時、私は
『掛け金が無駄にならない!!最高!!しかも早く入った方がお得!最高』
と思いました。
まだ独身で彼女もいない段階でしたけどね。笑
結果、営業マンの説明に納得(したような気になって)加入しました。
解約のきっかけ
その後、外貨建て保険、妻も同様の保険に加入、そして時は流れ2019年。。。
大きな変化がありました。
1.米国株式の購入を始めた
2.不動産投資を始めた
1の経緯については下記記事をご覧ください。
この変化によって
1.米国株でのリターンについて学んだ
2.所有した物件の団信が付いた
この2点が起こりました。何が変わったについて説明します。
まず、米国株をはじめ、利益が出たことにより、『保険でどれくらい資産増えるんだろう?』と思いました。
比較するために現在の保険の掛け金と解約返礼金の関係を図にしました
掛け金が赤い線、解約返戻金は点線で表しております。

まとめると下記のようになります。
※なお、解約返戻金は一括/分割があるのですが、今回は一括受け取りとして記載しております。
・終身保険はどの期間での解約返礼金<掛け金(=解約は損)
・逓減定期保険は、満期の55歳までは解約返礼金0。満期後4年(59歳)までは解約返戻金>掛け金。それ以降は解約返戻金<掛け金。一番お得なのは満期解約で掛け金の107%の解約返戻金
・養老保険は57歳で解約返戻金<掛け金。満期の65歳では掛け金の凡そ110%の解約返戻金。そのまま保有で年2%程度解約返戻金増
終身保険は必ず必要。それ以外は満期で掛け金以上がもらえる。いいではないか!
と加入当初は思ってました。
一方、資産運用で得られるリターンはどれくらいでしょう。
下の記事でも書きましたが、私は2019年の米国株リターン(含み益)は+17%でした。
これ以外にも日本のインデックス投資もあり、全体で10数%の含み益を得ています。
保険は20-30年で数%のリターン、株は1年で10%以上のリターン。。。
株式投資した方が十分リターンを得られることが分かりました。
もちろん、相場が落ち込む局面はあるかと思いますが、例えばアメリカは市場は過去100年平均で年5%以上の成長をしております。
よって、『資産を増やしたい!』と思ったら、貯蓄性のある保険に加入するよりは圧倒的に株式運用していた方が有効である事が分かりました。
また、不動産を購入した事により団信が付与されました。
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障制度です。
https://www.aruhi-corp.co.jp/guide/group_insurance/
現在は家賃収入でローン返済をしておりますが、万が一の事があれば、ローン返済が保険金でなされ、家賃収入だけ残る、という事です。
現在、夫婦で4軒(2軒ずつ)所有しており、片方に万が一の事があれば、2軒分の家賃(18万/月)くらいが入ってくる事になります。売却も可能であるため、十分な金額を得られると判断しました。
結果的にここ1年で
・資産増やすなら株式運用に資金を投入した方がよいと分かった
(試算しましたが、今までの掛け金を捨ててでも今後20-30年でペイできる事が分かった)
・団信が入ったことにより、過剰な保障となった
という事になり、解約に至りました。つまりは『お金を増やすなら株式運用』『保障は団信で十分』という結論になったという事です。
(まとめ)生命保険はこうして加入しよう
誰もが不動産投資をしている訳ではないので、今回の私のケースを踏まえて一般化させますと
生命保険については下記を推奨します。
・生命保険が必要な場合は貯蓄型の保険ではなくて掛け捨て
・養老保険に入ったつもりで株式運用で資産を増やす
ただし、このような方は貯蓄型の保険がいいかもしれません。
・不確定ではなく確定のリターンでライフプランを立てたい。(生命保険は加入時に解約返戻金が明確化されている)
また最後に蛇足ですが、下記の方は加入不要かと思います。
・独身の方
・DINKS(Double Income No Kids→共働き子無し)
保険は『自身に何かあった場合、生活に困る人がいる』に有効なので、困る人がいない独身、働いて収入があるDINKSにはなくてもいいはずです。
家族のかたちはそれぞれですので、皆さまのベストな保険加入ができればよいですね!その一助になれば幸いです。
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